「こどもが窓から落ちないように」や「防犯対策として」窓ロックを使用している方多いと思います。
賃貸でも簡単に取り付けられるように、粘着シールで貼るだけの商品もありますね。
こんな感じの物です。羽を立てるとストッパーになってそれ以上窓が開かなくなります。
我が家でも、こどもがベランダに出ないように、窓から落ちないように、念には念をと一つの窓に2つずつ貼りました。
1年が経ち、劣化したのか羽の部分がポキっと折れてしまったので、「とりあえず外すかー」と思って立ち上がったその時、思わぬ落とし穴に気付いてしまいました。
強力過ぎて窓から取れない!!!
1年間全く気にもしていなかった…(笑)
私と同じように困っている人がいると思うので、この窓ロックの粘着シールを剥がす方法をご紹介したいと思います。
ガムテープや両面テープの剥がし方と同じ部類なので、窓ロック以外でも参考にしてみてください。
我が家の剥がれない窓ロックです。
一回柔らかめの定規を入れてみたら定規が折れてしまいました。
たまたまスクレーパーがあったので、スクレーパーを使用します。
カッターナイフ、カミソリ、テグスもシール剥がしでよく聞くと思いますが、定規が折れてしまうので、刃物は折れてしまう危険性があります。
シール単体なら有効ですが、窓ロックは重みがあるので少し傾けるとポキっとなる可能性があります。
テグスもやってみましたが、手が痛くなるので注意が必要です。
スクレーパーがない場合は、固めの不要なカードで隙間を作りましょう。
いずれにせよ、窓と窓ロックの間に隙間を作るものは必要になります。
粘着力を弱らせる液体を吹きかける
粘着力を弱らせるのに有効とされている液体です。
・水
・アルコール
・シールはがし剤
・洗剤
・除光液
・お酢
一つずつ見ていきましょう。
水で塗らす
粘着部分を水で濡らします。霧吹きがあるといいですね。
水で濡らすことで、粘着部分を柔らかくし、はがれやすくします。
たっぷり濡らしたシールをラップで覆い、10分ほど放置するとより効果的です。
この手の窓ロックには水が中々入りこまないので、スクレーパーや固めのカードなどで浮かしながら水を入れ込むと柔らかくなると思います。
浮かして吹きかけてパックしてを数回繰り返したら粘着部分が弱まって動くようになり、ポロっと剥がれました。
シール跡が残りましたが、消しゴムでくるくるして拭き取ったら綺麗になりました。
アルコール
水と同様にアルコールを入れ込ませます。
ご自宅にあると言えば消毒用アルコールだと思いますが、アルコールの一種である無水エタノールはアルコール濃度が高いので、消毒用アルコールで取れにくい場合に無水エタノールを使用すると綺麗に剥がせます。
消毒用アルコールや無水エタノールでは剥がすことができなかった場合は、「アルコールジェルを試したところポロポロと剥がれ落ちた」という投稿もあったので、シールのみであればアルコールジェルも効果的なようです。
液体全般に言えますが、ラップをして放置すれば蒸発することもないので、ラップはマストです。
水とアルコールで二つ剥がしましたが、この二つに差異はありませんでした。
無害なものに越したことはないので、まず水やアルコールで試してみることをおすすめします。
シール剥がし剤
市販のシールはがし剤は、シールの粘着剤を溶かす成分が入っているので早く効果が現れるでしょう。
コストがかかるので、家であるもので剥がれない場合の最終兵器として購入するでもいいですね。
急ぎの場合はシール剥がし剤が確実なのでおすすめです。
食器用洗剤などで使う中性洗剤を使う
食器用洗剤には界面活性剤が含まれており、これにより粘着力を弱める効果があります。
粘着部分にかかるように流し込み、ラップで10分程度放置します。
しっかりと洗剤を拭き取らないと変色のリスクがあるので注意です。
除光液
粘着力が強力な場合は除光液も使用できます。
除光液の有機溶剤はシールはがし剤と同じく粘着剤を溶かす性質を持っています。
除光液をシールに染み込ませ、10分程度パックし、パック後はコットンやキッチンペーパーでふき取りましょう。
除光液の主成分である「アセトン」は、プラスチック製品を溶かす性質があります。
窓ガラス以外の樹脂サッシや窓ガラスの性質によって濁りが残ったり、ベタベタする場合もあるので気を付けてください。
また、木製家具などにも使用できません。色落ちや変色の原因となります。
匂いもきついので、換気しながら使用してください。
お酢
酸性の性質を持つお酢は、シールの粘着力を弱める働きがあります。
シール部分に染み込ませ、パックします。
匂いの問題があるため注意が必要です。
シールを剥がすのに有効だとされる液体をまとめました。
洗剤、除光液、お酢は匂いや変色のリスクを考えると、あまりおすすめはできません。
まず、水やアルコール、シール剥がし剤で試して、はがれない場合に考えるでいいかもしれませんね。
両面テープやガムテープの剥がし方
これまでは窓ロックの剥がし方について説明してきました。
粘着シールという部分で同じ部類になるので、両面テープやガムテープ、普通のシールでも上記の液体は有効とされています。
また、窓ロックでは使用できないけれど、両面テープやシールなどには使用できるアイテムもあります。
・ドライヤーで温める
・スクレーパーやカッターナイフ、かみそりで表面に傷を付ける
・【シール跡】消しゴムでこする
・【シール跡】メラニンスポンジでこする
・【シール跡】ハンドクリームを使う
ドライヤーで温める
粘着部分は熱に弱いので、ドライヤーで温めると柔らかくなって取れやすいです。
10センチ程離したドライヤーでシールが温まったら、指でシールの端をつまみ、ゆっくり剥がしましょう。
冷めると粘着剤が固くなるため、ドライヤーで温めたらすぐ剥がします。
スクレーパーやカッターナイフ、かみそりで表面に傷を付ける
大きなシールやコーティングのあるシールはカッターナイフなどの刃物で表面に傷を付けると粘着部分に液体が浸透しやすくなります。
液体を使用する前提になりますが、ひと手間加えるだけで後が楽になります。
【シール跡】消しゴムでこする
シール跡になってしまった場合、消しゴムでこすると綺麗になります。
一気にこすると粘着部分が広がる可能性があるので注意が必要です。
【シール跡】メラニンスポンジでこする
メラニンスポンジは水で濡らしてこすりましょう。
【シール跡】ハンドクリームを使う
ハンドクリームには肌表面の乾燥を予防するため、油分が多く含まれています。
油分はガムテープの粘着成分を溶かす働きがある為、シール跡の上をカバーするように塗り、10分程度放置します。
ハンドクリームが馴染んだら、コットンや布などでふき取りましょう。
ただし、ぬるぬるが残る場合があるので注意です。
まとめ
強力な粘着シールの剥がし方をまとめていきました。
落下防止や防犯対策として窓ロックは有能なアイテムですが、剥がしにくい難点がありましたね。
剥がしにくいことで購入をためらっている方もいるかもしれませんが、自宅にあるもので簡単に剥がすことができると分かりました。
剥がれなくて困っている方も、安心してこれからも対策していきましょう。