基礎体温の二段上がりって聞いたことありますか?
妊活をしている方は基礎体温を記録している方が多いと思います。
基礎体温とにらめっこして一喜一憂なんてことはあるあるですよね。
基礎体温の「二段上がり」は「福さん式」とも呼ばれています。
・そもそも基礎体温ってなに?
・二段上がりと福さん式の関係は?
・本当に二段上がりってするの?
この記事では、基礎体温の二段上がりについてまとめています。
私自身、二段上がりを経験しました!
基礎体温の二段上がりや福さん式、私の基礎体温のグラフも紹介していきます。
基礎体温とは
基礎体温とは生命を維持するのに最小限しかエネルギーを使っていないときの体温のことを指します。
基礎体温は朝は低く、日中に向けてどんどん上昇します。
そして活動により代謝が上がりきる夕方から夜にかけて一番高くなります。
1日を通しての体温の変化は男女ともに見られますが、基礎体温が変化するのは女性のみです。
女性はホルモンの影響で体温が変化する為、妊活でいう基礎体温は
女性ホルモンのバランスが反映されるもの
ということになります。
基礎体温表からは、生理日の予測、排卵の有無と排卵の時期、女性ホルモンの状態など、自分自身の体について多くの情報を読み取ることができます。
基礎体温の測り方
起床後、横になったままの状態で婦人体温計を舌の下に挿入し、安静にして測ります。
婦人体温計は、通常の体温計とは違い、小数点二桁まで体温を測ることができます。
私はオムロンの婦人体温計を使用していました。
基礎体温の変化は僅かなので、細密に計測できる婦人体温計でないと正しく計測できません。
基礎体温は、眠り始めて4時間以上経過した明け方が最も体温の低い時間帯とされているので、4時間以上睡眠をとってそのままお布団で計測しましょう。
基礎体温は室温や睡眠時間に左右されると言われているので、毎朝同じような環境で測れるといいですね。
基礎体温は低温期と高温期の2つに分かれる
基礎体温は、基本的に
・低温期
・高温期
この2つの期間に分かれます。
低温期と呼ばれているのは、月経周期の中で月経期、卵胞期、排卵期の3期間です。
その次に訪れる黄体期は高温期と呼ばれ、低温期との体温の差が0.3℃以上になると言われています。
生理開始時から排卵までが低温期と言われ、排卵後から次の生理までが高温期になります。
ただし、基礎体温をしっかり測ったとしても低温期と高温期の見分けがつきづらい人も多いので、きれいな二層のグラフにはならないことの方が多いです。
基礎体温の二段上がりとは
基礎体温が低温期と高温期の二層になることが分かりました。
基礎体温の二段上がりとは、この低温期から高温期に移行する体温の上昇とは別に、
妊娠するとさらに体温が上昇し、高温期が二段階上がるというもの
です。
1周期を全体で見ると、三層に見えるということになります。
基礎体温の二段上がり「福さん式」って何?
この高温期が2段階上がる「二段上がり」は、元助産師の「福さん」という方がご自身の日記で紹介し、広まったとされています。
排卵日の特定方法や基礎体温の二段上がりについてまとめていることから、「福さん式」とも呼ばれています。
福さんの助産師としての経験をもとに、妊娠の兆候のひとつとして発信されているものなので、二段階になる理由については定かではないそうです。
・なぜ二段階になるのか
・二段上がりしないこともあるのか
など、医学的に検証されているものはないのが現状です。
福さん式の考え方には医学的な根拠はないとされていますが、基礎体温を頼りに妊活を行う男女にとっては一つの指標と捉えている人も多いようです。
医学的な根拠はないといってもここまで広まっていて、体験談も多く見られるので信憑性はありそうですよね!
ですが福さん式のような二段上がりのグラフになったからといって、必ず妊娠したというわけではなく、あくまで「妊娠後の兆候」であるというように捉えておくといいでしょう。
福さん式では何日目から体温があがるのか
福さん式では、排卵後4日間ほど高温期が横ばいとなり、5日目頃にもう一段体温が上昇し、その後基礎体温が小刻みに上下しながら高温期が続く状態を妊娠二段上がりとして紹介しています。
受精卵が着床するのが受精7日目頃ということもあり、二段上がりが着床のサインなのではないかといわれています。
ですが、これらは実際には医学的に立証されていないので、
・何日目から二段上がりするのか
・二段上がりの発生頻度
・何度くらい体温が上昇するのか
についても明確な証拠はありません。
迷信、噂のようなものですが、二段上がりの体験談も多く目にすることから、自分はどうなのか気になってしまいますよね。
福さん式では何度上がる?
福さん式では、排卵日がきたあとに高温期に入り、高温期が3~4日続いた後、妊娠している場合、5日目以降から二段上がりの時期となるそうです。
基礎体温の二段上がりは個人差もありますが、0.5℃前後上昇すると言われています。
ですが、基礎体温は低温期と高温期に差が少なく、グラフにしてもわかりにくいという人も多いので、妊娠後に基礎体温が二段上がりしていても気づいていない場合もあるみたいです。
完璧に安定している基礎体温表、あまり見たことないですよね。
0.5℃前後上昇すると言っても、医学的な根拠はありませんので「何度上がったから妊娠している」「上がっていないから妊娠していない」ということもありません。
もちろん体調や睡眠時間、室温でも誤差は出るものなので、体温の上がった下がったでは判断できないですね。
神経質にならず、楽しく測れることが一番ですね。
基礎体温の二段上がりを12日目で体験
こちらが今回私が妊娠した時の基礎体温表です。
排卵日の前が測れていませんが、この日が排卵日で間違いないです。
排卵後徐々に体温が上がっていき、高温期12日目からぐっと上がっています。
排卵日後が安定しているので、二段階になっているのがわかりやすいのではないでしょうか。
福さん式では高温期5日目以降から上がると言われていて、実際の体験談を調べてみても、5日目に上がる方が多い中で12日目は結構遅めですね。
そして低温期と高温期くらいの差があります。
12日目の1日だけでは測り間違いが濃厚かと思いますが、継続している!
実は13日目の体温の高さで妊娠を確信してしまい、フライングですが妊娠検査薬をしていまいました。
結果、妊娠していました!!
その後も高い体温が続いていますね。
下がってる日もあるので、その都度「まさか!?」とヒヤヒヤしましたが、低温期程下がることはありませんでした。
高温期24日目には病院に行き、胎嚢を確認できました。
胎嚢確認後は計測をやめました
病院で胎嚢を確認後、数日後には基礎体温を測るのをやめました。
せっかく胎嚢を確認できたのに、基礎体温によって不安になったりしてしまうのが嫌だったからです。
実際、基礎体温を測ることで気持ちが不安定になってしまう方もいるので、胎嚢を確認後は計測を続けることはおすすめできません。
計測することで安心できる方は続けて大丈夫ですよ。
自分の性格と相談して決めてくださいね。
基礎体温の二段上がりを2度も経験
今回の妊娠は第二子なのですが、実は第一子の時でも二段上がりしていました!
データはなくなってしまったのですが、その時も「あ!これは噂の二段上がり!」と思った記憶があります。
当時はまだブログやってなかったから保存してなかった(泣)
ですが、第一子の時も高温期5日目程早い段階では上がっておりませんでした。
余談ですが、第一子の時は排卵障害があり、妊娠した時は低温期30日目あたりで排卵したんですよね。
病院で漢方を処方してもらっていましたが、謎のタイミングで排卵、妊娠をしたのでほんと何があるかわからないなあと思いました。
基礎体温の二段上がりは個人差がある
5日目くらいで二段上がりするという説と体験談が多いような印象を受けますが、私は二度も遅めだったので何日後に上がるのかも個人差があるようです。
なので、5日目で上がらなくても期待が持てますね。
しかし、私は二人とも基礎体温による二段上がりを経験しましたが、同じく妊娠している妹に聞いたところ、二段上がりはしなかったそうです。
また、二段上がりしていても妊娠していなかったという体験談もあるので、二段上がりしたからといって必ず妊娠していたとは限らないようですね。
二段上がりは、着床出血やインプランテーションディップなどと同じ妊娠兆候の一つではありますが、それによって落ち込んだり過度の期待をせず穏やかな気持ちで過ごしましょう。
まとめ
二段上がりとは、妊娠すると高温期が二段階になることが分かりました。
排卵後に高温期に移行して、その後さらに体温が上がりそれをキープできているグラフになっていたら、妊娠の可能性を期待してもよさそうですね。
福さん式では5日目頃から上がるという情報が多いですが、私のように12日目頃から上がる方もいると思います。
しかし、考えすぎはストレスになり、ホルモンバランスに悪影響を及ぼすこともあります。
後々、「2段上がりは妊娠の兆候だったんだ!」くらいのメンタルでいられるといいですね。
よく、「気にしなくなったころに妊娠した」、「諦めたころに妊娠した」という話を聞きますが、妊娠するための環境づくりをしながら、心にゆとりを持って生活することが妊娠の近道なのかもしれませんね。