皆さん、こんにちは。
私は一人目の子の妊娠時、切迫早産と診断され27週から37週まで入院していました。
原因は子宮頸管の短縮によるものです。
この時は「子宮頸管の短縮による切迫早産」ということでしたが、二人目の子の妊娠時にはきちんと「子宮頸管無力症」という病名?診断?をされました。
「子宮頸管の短縮による切迫早産」の場合、初産では判断がつきにくいことから切迫早産として入院になることが多く、経産婦の場合は前回の妊娠の経過から子宮頸管無力症と診断されることが多いみたいです。
つまりは2度も子宮頸管が短いと、子宮頸管無力症だね。ということになります。
結果的に私は子宮頸管無力症だったわけですが、この記事では初産の「子宮頸管の短縮による切迫早産」の時の入院時のお話をしたいと思います。
切迫早産とは
切迫早産とは、早産が切迫した状態のことを指します。
日本では妊娠22週0日から妊娠36週6日までの出産を早産といいます。
・子宮収縮があること
・子宮頸管が開大していること
この2点を伴う状態です。
子宮頸管は、赤ちゃんが外に出ないように、外から細菌などの外敵が侵入してこないように「固くて、長くて、しっかりと閉じている」状態になっています。
これらが
「軟らかく、短く、開きかけている」という変化が、早い週数で起きてしまうことを切迫早産といいます。
子宮頸管無力症とは
子宮の出口にあたる部分の内子宮口と外子宮口の間を結んでいる管を子宮頸管と言い、その子宮頸管が短くなったり、ゆるんだりする状態のことを言います。
子宮頸管無力症になると、お腹の張りや不正出血、腹痛などの自覚症状がないまま子宮頸管の短縮や子宮口が開いてしまい、流産や早産の原因となります。
原因は?
残念ながら原因不明であることが多いみたいです。
細菌などへの感染による炎症が関与しているのではないかとの可能性が考えられているそうです。
原因不明ってもう運じゃん!という感じですね。
当時は妊娠前から仕事もせず、寝てばかりだったので体に負担があったなどは考えにくいと思います。
やはり原因不明の体質ということなんですかね。
自覚症状
まず前提に自覚症状は全くありませんでした。
張りなんて自覚したのは入院後、NSTで指摘された29週くらい。
ほとんどの方はお腹の張りを感じて診察を受けていると思うのですが、
わたしはどれを張りというのか、どのような感じなのか分からないといったくらいでした。
妊婦検診の経過
6か月で子宮頸管が短いと指摘される
6か月(23週)の妊婦検診で「子宮頸管が短いから早産になるかもね。」と言われました。
この時の私は(シキュウケイカン…?何それ?)という感じで、子宮頸管の意味も分からず、早産のリスクの知識もなかったので特に気にもしていませんでした。
7か月(25週)に行った妊婦検診で「子宮頸管が25ミリだね、20ミリ切ったら里帰りしてね。」と、この日はこれだけ伝えられ、またまたそこまで気にもしていませんでした。
里帰り出産の予定だったので、34週くらいに帰る予定が少し早まるのかなーくらい。
子宮頸管の長さについてですが、妊娠24週で平均約35ミリ、25ミリ未満となると早産のリスクが高まるとされています。
そう、、、
やばいじゃん!!
なんですけど、
1週間後に旅行の予定があったので、行っていいか確認すると遠出じゃなければいいと言われました。
今考えたら恐ろしいですね。
予定していた上に危機感がなかったので旅行してきてしまいました。
その後、7か月(27週)の妊婦検診で子宮頸管が18ミリと診断されました。
「今すぐに里帰りして病院に行ってください。」と言われてしまいました。
(そんなに危ない状態だったの…?)と心の中でなんだか複雑な気持ちになりました。
張り止めも処方されなかったので、深刻に思っておらず、もちろん無知な自分が一番悪いですが、親切なクリニック選びも重要だなと感じてしまいました。。。
ちなみに2人目の時の違うクリニックでも散々切迫早産で入院していたと言っていたのに、16週の時点で子宮頸管を診てくれず、20週の出産予定の病院ですぐシロッカー手術となりました。
あんなに診てくれと頼んだのに、「まだ16週だから~」とかわされ、結果急ぎの手術となってしまいました。
私はなんてクリニック運がないんだろうと悲しくなりました(笑)
話は戻りますが、次の日新幹線で実家に帰り、そのままの足で里帰り先の病院に行き、診察を受け即入院。
一瞬実家に帰りたいと言ったのですが、それすらだめだと言われてしまい、車いすで病室に連れてかれてしまいました。
27週で入院してから入院後の経過
28週の診察
入院してからは初めての診察で23ミリになっていました。一度縮んだらそんなに伸びないらしいので驚きです。
この時は「お!このままいけばすぐ退院できるかも!」と希望を持っていました。
29週の診察
入院生活も慣れてきたなーと思っていた矢先、「一度点滴外してみて、大丈夫そうだったら一時的に退院しましょう。」とのことでした。
よっしゃー!!!からの絶望。
退院できませんでした。
子宮頸管長的には24ミリあって長さ的には退院できるけど、NST上の張りが多く、週数も浅いから産まれてしまっては困るからと。
期待してた分、悲しくて辛くて一日中泣いていました。
大部屋だったんですけどね。堪えられませんでした。
31週の診察
再び、退院の提案がありました。
点滴の量を減らしていって、問題なければ退院してみましょうとのことでした。
絶対無理だろうなと思って期待はしませんでしたよ。(笑)
結果、退院できませんでした。
子宮頸管長は入院してから20ミリ切っておらず、安定していていたのですが、
張りとやはり週数の浅さが問題のようでした。
もう無理だろうなと思っていたので、「デスヨネー」くらいには成長しました。
32週の診察
子宮頸管長は20ミリで少し短くなっていました。
回診で産婦人科医師である院長先生がいらっしゃって「もう32週だからほぼ大丈夫だよ。」と言ってくださいました。そういってもらえると安心ですよね。
もう毎日毎日ネットで調べまくってますからね。
先生の言葉が一番安心です。
33週の診察
この日の診察で初めて子宮口が1センチ開いてしまいました。
赤ちゃんの推定体重は2170グラムあったので、いけるかなーと思い、退院の話を持ち掛けたところ、一応子宮口開いてるから退院はリスクが高いと言われてしまいました。
この辺りで37週の正期産まで入院することが確定したという感じでした。
先生によるみたいですが、私の主治医の先生は『確実に正期産までもたせたい』という方針だったので、ありがたいやら悲しいやらで複雑ですよね。
34週の診察
子宮頸管長は変わらずで、子宮口は2、3センチ開いてました。
寝ているだけなのに開いてしまうんですね、、、開いてしまう原因はわからないみたいです。
ベビーの推定体重は2350グラムくらいでした。
35週の診察
子宮頸管長20ミリ、子宮口2センチ、推定体重2500グラムでした。
入院した時は1000グラムとかだったかなあ、、、大きくなりましたね。
36週の診察
子宮頸管長20ミリ、子宮口3センチ、推定体重2700グラムでした。
子宮頸管長はもう長いことキープできてました。
体重もだいぶあって、誤差あっても2500グラムはあるよとのことでした。
退院の前日に点滴を抜く
36週6日の朝10時に点滴を抜いて陣痛が来なければ次の日に退院です。
2か月以上外の空気を吸っていないわけですから、本当に楽しみで、早く外に出たい!と強く思っていました。
点滴抜いた後も多少の張り返しはありましたが、陣痛につながるものはなく、37週で念願の退院です。
外に出たら泣いてしまうのでは。。。と思いましたが、意外とそんなことなかったです。(笑)
まとめ
初めての出産で、2か月ちょっととこんなに長い入院は初めてだったので、本当に心細かったし、不安で押しつぶされそうでした。
なんで私が…と何度も思いましたが、先輩ママの体験記を読み漁り、もっと長い入院の方もいるし、お子様と離れての入院の方もいる…
私だけじゃないと励みになりましたし、経過などを読ませて頂いて参考にもなりました。
私の場合、病院と先生の方針で37週まで入院となりましたが、病院にいるという安心感はありました。
現在入院されている方はとても長く、一日が遅く感じると思います。
ですが今思えば、入院して今までより赤ちゃんの存在を確認できることは嬉しく、安心でした。
子供は今2歳になりましたが、出産よりも入院のほうが印象に残っている気がします。
出産して女性は強くなると言いますが、この入院で精神的に強く、忍耐力も付いた気もします。
悩みの解決やアドバイスにはなりませんが、同じような状況のママがこの記事で励みになったり、参考になれば嬉しいです。
可愛い赤ちゃんと一緒に乗り越えましょう!