皆さん、こんにちは。
最近、道の駅業界が流行っていますよね。
テレビでもいくつもの道の駅を巡る番組をよく目にします。
最近でいうと、「道の駅常総」のメロンパンがギネス世界記録を達成したと話題になりました。
とは言っても「ギネスって何?どのくらいすごいの?」と思う方もいると思います。
そこで、ギネス世界記録の基準やルール、ギネス世界記録を達成したメロンパンについてもご紹介したいと思います。
「道の駅常総」は茨城県内16番目の道の駅
「道の駅常総」は茨城県内16番目の道の駅です。
「食・農・楽がテーマの新たな市の玄関口」として2023年4月28日にオープンしました。
首都圏から車で来やすい場所にあることや、新鮮な野菜や果物のほか、メロンパンやプリンなど魅力的な商品が豊富なことで人気になりました。
中でも「道の駅常総」内にあるベーカリー「ぼくとメロンとベーカリー。」 では、ギネス世界記録を達成するほど人気の商品となっています。
「ぼくとメロンとベーカリー。」一番人気「ぼくのカスタードメロンパン」でギネス世界記録を達成
(引用元:道の駅常総HP 道の駅常総 (michinoeki-joso.com))
開駅から1年。
1年間で販売個数23万個を突破している1番人気「ぼくのカスタードメロンパン」でギネス世界記録に挑戦しました。
2024年5月4日(土)の9時から17時の間、「8時間で最も多く売れた焼きたて菓子パンの数」で挑戦、「ぼくのカスタードメロンパン」のみを感謝価格にて(300 円税込)販売しました。(2024年5月4日は「ぼくのカスタードメロンパン」1種のみの販売とし、その他のメロンパンの販売はなし)
オープンから1時間足らずで1000個が売り切れ、午後4時10分ごろには目標としていた9000個の販売を達成。
4時半ごろには完売し、販売数を9390個まで伸ばしギネス世界記録を達成。
ギネス世界記録を達成する条件
「ギネス世界記録達成」って聞くと、「すごい!!!」とは思いますが、「実際どのくらいすごいの?」「どんな条件やルールがあるの?」と思いませんか?
「ギネス世界記録」とは「ギネスワールドレコーズ」のことで、世界一を収集する書籍であり、組織でもあります。
「ギネスワールドレコーズ」に世界各地から申請された様々な記録を、ルールに従って「公式に」世界一として認定しています。
「ギネス世界記録」のブランド認知度は97%であることから、挑戦する人や企業が多いのでしょう。
ただし、「ギネス世界記録」に挑戦する資格を得るのにいくつもの条件があります。
まず軸となる、計測可能であること、記録更新が可能であること、標準化可能であること、証明可能であること、このすべての基準を満たしていることが条件となります。
今回ギネス世界記録を達成した「ぼくのカスタードメロンパン」と照らし合わせてみましょう。
計測可能であること
客観的に計測することができるかどうかが審査されます。
美しさ、やさしさなどの主観的な内容は数値化できないので対象となりません。
メロンパンは1個2個と数値化できるのでクリアしています。
記録更新が可能であること
記録は常に進化、更新していくことが求められるため、他の誰かがその記録を更新することができるかどうか審査されます。
世界中の誰もが挑戦でき、更新できる可能性を持っていなければなりません。
今回のギネス世界記録挑戦は「8時間で最も多く売れた焼きたて菓子パンの数」であり、他の方や企業が同じタイトルで挑戦した場合、破れてしまう可能性もあるのでクリアしていると言えます。
標準化可能であること
誰でも挑戦できる内容になっているかどうか審査されます。
世界中の誰でも同じ計測方法をとれるような内容になっているかということになります。
独自のアイテムでその場所でしかできないような挑戦は受け付けられません。
「8時間で最も多く売れた焼きたて菓子パンの数」は世界中の誰でも同じ計測方法が取れるので標準化可能です。
証明可能であること
記録内容を数値化し、証拠を用いて証明することができるかどうかです。
計測基準が2つあると認められないので、計測が1つの基準においてなされているかどうか審査されます。
今回は「菓子パンの数」のみで申請しているので、数値化、証拠共に証明することができます。
これらは最低限の条件となり、この他にもルールが数多くあるようです。
ギネス世界記録に挑戦したいと思っても厳正な審査があり、審査の約60%は何らかの理由で却下されてしまいます。
挑戦するだけでも大変なことが分かりますね。
ギネス審査員立ち合いの下挑戦
挑戦する資格を得ることができたら、公式認定員立ち合いの下挑戦し、その場で審査されます。
オンラインで提出することもできますが、オンラインでの証拠の提出では基準が細かく、証拠不十分となってしまうことがあります。
十分な証拠を提出するために認定審査員に現場まで来てもらう方が確実でしょう。
この公式認定員は厳正に精査、認定する役割を担っており、日本に8人しかいません。
公式認定員になることも難しいことから、「ギネス世界記録」というものがいかに厳正な審査が必要だということが分かりますね。
「ぼくのカスタードメロンパン」の挑戦時も、1名の公式認定員とサポート隊のような方が複数名来られていました。
挑戦する側ももちろんですが、公式認定員の方も緊張しそうですよね。
日本に8人って…かなりすごい方たちですね。
ギネス申請費用
実は「ギネス世界記録」に申請するだけでもお金がかかるんです。
とは言っても個人で申請する場合は無料で行うことができます。
しかし申請受理には最大3か月かかるとされており、優先サービスを利用すると10日以内の回答をもらうことができます。
優先サービスの価格は既存のタイトルで65,000円、新規タイトルで70,000円となっています。
会社などの団体で申請する場合は30万円ほど申請費用が掛かります。
また、挑戦内容によって差はありますが、公式認定員を呼ぶ費用で100万円以上かかるようです。
これには公式認定員の派遣費用や交通費、宿泊費が含まれます。
オンラインで提出して証拠不十分になってしまう可能性を考えると、最初から公式認定員を呼んだ方が結果として良さそうですよね。
費用はかかりますが、宣伝効果などを考えるとプラスになるのではないでしょうか。
挑戦に込められた思い
この挑戦を通して道の駅常総の看板商品の一つ「メロンパン」をより多くのお客様に認知していただき、「茨城県はメロンが特産の一つである」という魅力を多くの方に知ってもらうことで、地域を盛り上げていきたい、という思いがあったそうです。
実際に私もギネス世界記録を達成したということで、「茨城県ってメロンが有名なんだ」と知ることができました。
「ぼくのカスタードメロンパン」の値段と焼き上がり時間
(引用元:道の駅常総HP 道の駅常総 (michinoeki-joso.com))
「ギネス世界記録」を達成した「ぼくのカスタードメロンパン」は、マフィンのような見た目をしていて、この中にはたくさんのカスタードクリームが入っています。
マフィンのような見た目の生地には、道の駅常総オリジナル卵の「天てり卵(てんてりらん)」が使われており、外はサクサク、中はふわふわな生地になっています。
中のカスタードクリームには、茨城県の特産品であるメロンのピューレを使用しています。
このカスタードメロンパン、「ギネス世界記録」に挑戦した時の値段は300円でしたが、通常の値段はいくらなのでしょう。
焼き時間も合わせてご紹介します。
「ぼくのカスタードメロンパン」の値段
「ぼくとメロンとベーカリー。」内一番人気の「ぼくのカスタードメロンパン」は330円(税込み)で販売されています。
「ぼくのカスタードメロンパン」の焼き上がり時間
「ぼくのカスタードメロンパン」の焼き上がり時間は、9時頃、11時20分頃、13時20分頃、15時20分頃となっています。
土日祝日には16時頃にも販売されます。
他の商品も基本的には同じ時間帯での焼き上がり時間のようですが、「ぼくのいがいメロンパン(ジャンボメロンパン)」は大きさが通常サイズの20倍なので、11時または13時頃となっています。
ベーカリー内では、焼き時間のアナウンスと焼き立てパンの販売予定時間が貼りだされているので、まず確認してみるとよいでしょう。
「ぼくとメロンとベーカリー」で販売しているメニュー
「ぼくのカスタードメロンパン」が一番人気ではありますが、他にも美味しいパンがたくさん。
他の種類もご紹介します。
ぼくのメロンパン
(引用元:@press) 税込み240円
外はサクサク、中はふわふわの、中に何も入っていない王道なメロンパンです。
ぼくのクリームメロンパン
(引用元:道の駅常総HP 道の駅常総 (michinoeki-joso.com)) 税込み350円
見た目はメロン色。
クッキー生地や中のメロンクリームにもメロンピューレを使用しています。
いもんパン
(引用元:道の駅常総HP https://www.michinoeki-joso.com/shop03.html) 税込み350円
見た目がお芋色。
中には茨城県特産のさつまいも「紅あずま」を使用したペーストが入っています。
子供人気が高そうですね。
ぼくのメロン食パン
(引用元:道の駅常総HP 道の駅常総 (michinoeki-joso.com)) 税込み500円
メロンパンと食パンのMIX。
茨城県の米粉で、しっとりもちもちした生地になっています。
そのままでもトースターでも美味しいです。
いがいメロンパン
(引用元:道の駅常総HP 道の駅常総 (michinoeki-joso.com)) 税込み3000円
通常の20倍の大きなメロンパン。
「いがい」は茨城県の方言で「大きい」などを意味します。
見た目のインパクトもあるので、プレゼントでびっくりさせるのも楽しそうですね。
数量限定なので、早めに行った方が良いでしょう。
メロンパンの他にもカレーパンがありますが、カレーパンは11時20分頃と13時20分頃の焼き上がりになります。
しかし、平日かどうかなど日によって違いがありそうなので、問い合わせてみたほうがいいでしょう。
まとめ
「ギネス世界記録」を達成するには多くのルールや時間が必要だと分かりました。
「道の駅常総」では、ギネス達成の「ぼくのカスタードメロンパン」はもちろん、ほかにもたくさんのメロンパンが販売されています。
できたてを食べれるのもとっても嬉しいですね。
今人気の道の駅、これからもっともっと発展していくのが楽しみです。