楽しいだけじゃない!双子ならではの苦悩を知ってほしい

育児
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双子育児されてる方、結構いらっしゃいますよね。

見てる分には本当に可愛いです。

とっても可愛い双子ちゃんですが、双子当事者ならではの苦悩もあるんです!

双子である私が、こうしてほしかった!と思ったことを体験談を基に紹介したいと思います。

「どう接していいかわからない」と感じている、双子を子育て中の親御さん、ほんの少し参考になれば嬉しいです。

双子でつらい経験のある読者さん、共感していただけると喜びます!

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似ている双子と似てない双子の違い

まずはじめに、双子には一卵性二卵性がありますよね。

一卵性…1つの卵に1つの精子が受精した後、その受精卵が2つに分かれて生まれたもの
二卵性…2つの卵にそれぞれ別の精子が受精して生まれたもの

双子といっても私たちは二卵性なので遺伝子レベルではただの姉妹です。

ですがやはり、双子=似てる、二人セットという目で見られてきました

ちなみに産まれた時から私は小さく、妹は大きかったのですが、産まれたのが私の方が先だったので姉になりました。

双子で生まれてきて楽しかったこと、嬉しかったこともたくさんありますが、つらかったことも意外とあるんです。

それでは、生まれたときから大人になるまでに思ったことを紹介していきます。

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未就学児

特に気にしていない

幼稚園に入るまでの記憶はまずありません!

私が病弱だったので、母がつきっきりだったというのは聞いていますが、何か言われて嫌だった、傷ついたというのも分かっていない時期なので、親御さんはあまり神経質にならなくて大丈夫だと思います。

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幼稚園

自分だけを見てほしい

幼稚園に入ると、私だけお母さんじゃないと嫌だ!という思いが強くなっていきました。

父、祖父、祖母、曽祖母、兄と暮らしていたのですが、幼稚園のバスに乗るのに毎日泣いていたそう、、、

5歳の時には庭に隠れ続け誘拐騒ぎにまでなったらしいです。

今思えば母の気を引きたくて仕方なかったんだと思います。

妹は兄や祖父と遊ぶのが大好きで、遊んでくれるなら誰でもいいといったタイプのようでした。

当時、母を取られたという感覚もなかったようで、特に気にしてなかったらしいです。

ですが、母は平等に接するよう気をつけていたみたいで、それが私は気に食わなかったみたいです(笑)

なんとも自己中心的ですね。笑

自分には母しかいないと思い込んでいたみたい。

この辺りから、私だけを見て!という気持ちが芽生えてくるんですね。

ちゃんと見ているよと表現してあげることが大事なのかもしれませんね。

小学校

運動会で一緒に走りたくない

小学生になると能力の差に気付き始めます

私たちの場合、私が小さく、妹が大きかったので、体格差がかなりありました。

妹はスポーツに関して学年トップだったので、勝てるところがありませんでした。

しかし、運動会の徒競走では毎回同じグループにされていました。

私の小学校では、速い順に5.6人でグループ分けされて走るシステムでした。

自分で言うのもアレですが(笑)私もそこそこ速かったので速いグループにはなるのですが、絶対に妹には勝てないのです。

小さいながらにどうしてもそれが嫌で、先生に替えてもらうよう親に言っていました。毎年。

そうすれば競わないで済むし、次のグループでは1番になれるので劣等感が紛れました

運動会だけではなく、マラソン大会、陸上大会、全て妹には勝てませんでした。

一緒に走る姿を見たい親御さんも多いと思いますが、小学生になると負けている方は辛い思いをしてしまうかもしれません

できる限り、同じ分野で競わせないほうがいいかもしれません。

同じ部活をやりたくない

私たちの場合、小学校高学年では身長15センチ差、体重は20キロ差ありました。

私の家族は小学生のうちからスポーツをやりなさいという親でした。

小学校での部活はバレーボールとソフトボールしかなかったので、経緯は分からないですがバレーボール部に入ることになり、妹はめきめきと頭角を表し、エースに。

私は体が小さかったこともあり、全くできず余裕の補欠。

とにかく部活に行きたくなくて、毎日お腹が痛い、頭が痛い、足が痛いと理由をつけて休んでいました。

何度も辞めたいと言いましたが、運動はした方がいいと言われ、辞めることは許されませんでした。

正直これに関しては今でもかなり根に持っております(笑)

同じ部活に入る兄弟も多いですが、教える教えられるの関係とは違い、双子の場合は完全なライバルです

それでいい関係が築ければいいですが、差が顕著に表れている場合は無理に同じ部活をさせない方がいいかもしれません

私はずっと負けっぱなしなので、この時点でかなりの劣等感を抱いていました。

中学校

2人を比べないでほしい

中学校に上がると思春期真っ只中なので対応に困ることもありますよね。

比べないというのは小さい頃から大事ですが、中学生になるとより細心の注意を払ったほうがいいかもしれません。

この時期になると、学力も性格も考え方もだいぶ違いが出てくると思います。

「どっちが頭いい、どっちが性格いい、どっちが運動できる」なんて双子であれば誰もが通る道だと思いますが、かなり傷付きます!

親は気にして比較しないでくれても、結構あるのが教師からの比較。

教師からの好き嫌いも案外分かります。

色々な劣等感から部活も休みがちになっていたのが響いたのか、高校への推薦を受けたいと言った時には、「妹は余裕だけど、あなたは無理かな〜」なんて親の前で言われました。

妹の担任が部活の顧問だったことがあり、「なんで妹は真面目なのに…」感がひしひしと伝わってきました。

勝手に仲いいと思わないでほしい

私は妹にいじめられていました!笑

何故か八つ当たりの対象にされてしまい、殴る蹴るは日常茶飯事。

部活でストレスがあったとは言っていましたが、ひどいですよね。

その度によく泣いていたし、本当に妹が嫌いでした。

でも親に言ってもただのじゃれ合いだと思われ、本気で嫌だったのに伝わりませんでした。

大人になってからその話をしても「そうだったの〜?」といった様子。

双子だから仲良い、喧嘩も仲良いからこそと思われがちですが、本気のやつもあるので、気にかけて欲しかったです。

高校

一人一人の意見を尊重して

高校生になるともうだいぶ大人ですよね。

高校生になっても双子だからセットと思われ、同じ道に進むのかと思われがちですが、全くそんなことありません。

自分のやりたいことが決まってくるので、比べずに一人一人が進みたい道を応援してください

私たちは高校も一緒だったので、常に比べられていましたが、そんなことに疲れ別々の高校もいいなぁ〜と思ったこともありました。

結局、田舎で高校の数が限られていたことと、学力の差もそこまでなかったので一緒の高校に行きましたが、比べられることには慣れるというか呆れに近くなっていました。

大学

地元を離れ解放感

大学はお互いに上京して、別々の大学に進学しました。

もう解放感というか、、、

田舎から東京にきた嬉しさと、比べられる煩わしさが消え、かなり楽しかったです。笑

大学でもお互いの大学の中間点で同居しましたが、自分たちにはすでにライバル心などないので、熟年夫婦のように好きなことして過ごすといった感じ。

大学からはかなり仲良くなって、一緒にライブ行ったりカラオケ行ったり少、中学で嫌いだったのが嘘みたいでした。

自分たちを知っている人がいないこともあって、周りの目を気にすることもなくなりました。

地元を離れたのも仲が深まるいいきっかけだったのかもしれません。

社会人

双子の呪縛が消える

社会人になるともう双子の呪縛は完全に消えています

比べられることもほとんどなくなり、大人になると仲良くなる兄弟も多いと思いますが、私たちもそのタイプでした。

一番の理解者であり、親友達に言えないことまで全て話していたと思います。

今はもうアラサーですが、私は2歳の子供とこれから生まれてくる子がいて、妹にも同級生になる予定の子がお腹にいます。

2歳の子供のことも本当に可愛がってくれて、これからは徒歩10分くらいのところに住んでお互い行き来しようよって話しているところです(笑)

老後、どちらかが一人になったらどっちかが引き取るって話にも(笑)

結局双子で良かった

今思えばですが、双子で良かったと心から思っています

小さい頃は自分の境遇を恨んだりしましたが…

そういえば、妹は私のことを一度もライバルだと思ってなかったらしいです。。。

格下すぎてって感じだったみたいで、むかつきますね(笑)

それでもある程度大きくなるとそんなこともどうでもよくなって、今では二人だけの秘密もあるくらいで母が嫉妬しています(笑)

双子育児で気をつけてほしいこと

双子を子育て中の親御さん、体力もそうですが、どう接していいか分からない時もあって大変だと思います。

双子といっても一人の人間です。

まず一番は比べないことを大切にしてほしいです。

ほんとに些細なことでも感じ取ります。

もちろんずっと仲がいい双子さんもいると思います。

「ちょっと仲が悪いかも」「なんか様子がおかしいな」と思ったとき、少しばかり参考にしていただけると幸いです。

そして一番思うことは母は偉大です。

一人育児でも大変なのに二人いっぺんに見なければいけないのですから。

繊細になった時期もありましたが、母には本当に感謝しているし、大好きです。(もちろん父や家族も)

大変ながらに十分に注いだ愛情、子供はちゃんと受け取っています。

競わせない、比べないを注意して、双子育児を乗り切りましょう!

 

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